バックパッカーの聖水

乾いた心に聖水を!

カテゴリ:旅に出よう! > インド

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バンコクの安宿街・カオサンでエイジと合流した。


2人でインド行きのエアーチケットを購入する。


バンコク ⇔ カルカッタ の往復チケットで、


11000B(33000円)。高いのか安いのか。


いよいよ、インドに行けるんだ。 実感が湧いてきた。


インド予習のため、ガイドブックを読み漁るが、


どれも、”こういう事件には気をつけろ!” 


的なことがたくさん書かれている。


俺たち、大丈夫だろうか?


バンコクでは、マレーシアのペナン島で会った、阿部ちゃんにも再会した。

(#20参照)

 

ペナンではロングヘアを振り乱すエスニックな女性だったが、


ここでは丸坊主になっていた。やっぱ変わっている・・・。チ~ン。



さて、いよいよ、インドに向け、出発の日がやってきた。


空港のカウンターで、


なぜか150B(450円)分のKFC食券を渡される。


ヤッター!なんて喜んでいたら、


飛行機が3時間遅れていると。やっぱりか・・・。


初っ端から不吉な予感・・・。


この後、この3時間の遅れで大変なことになる!



つづく・・・











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      ※注意:フライト中です。

初めてのインド。


なにが起こるか分らないので、


格安チケットながら、夕方に到着する便を選んだ。


そんな俺たちに3時間のフライト遅延の知らせは酷だった。


搭乗時間が近づき、カウンターに並んでいると、


しゃべりかけてくるインド人の男がいた。


そんな俺たちの間に、航空会社の職員は割って入った。


「彼らを信用するな。」


その表情は、嫌悪というより呆れ果てているといった感じだっだ。


搭乗ゲートに着いた時、その「呆れ」の意味が分った。


テロ事件でも起きているのかと思うぐらいのわめき声がするのだ。


見ると、インド人のおばちゃんが、


大荷物をいくつも持って、職員とやりあっている。


恐らく、手荷物の重量オーバーで止められているのだろうが、


おばちゃんは、冗談抜きで、幼児のようにわめき散らしている!


引きつった顔の職員に「いつもこうなの?」と聞いてみたら、


疲れた顔で小さく頷いた。



飛行機に乗っても驚きの連続だった。


搭乗者にドリンクミックスナッツが配られたのだが、


フルに急いで働くスッチーのインド女性を、


乗客のインド男大声で呼び止めた。


男が何を言うのかと見守っていたら、


「このナッツ、もう一個くれ。」


えぇっ!? その要求に度肝を抜かれたが、スッチーの返しにさらに驚く。


完全にキレた、目をひん剥いた顔で、


「オオォっむかっ!!?」 と一言。


はおとなしくなった・・・。


どっちもどっちだが、日本の航空会社だったらありえないだろう。


さらに、シートベルト着用ランプが消えると、


インドのお方々は一斉に立ち上がり、機内をフラつき、


知人の席の前まで行って、立ち話を始めた。


まるで、小学校の休み時間みたいな光景だ。


そんなこんなを目の当たりにして、温室日本人の俺とエイジは不安になる。


夜9:30、飛行機はカルカッタ空港に到着した。


ここから熾烈な戦いが始まる。



つづく・・・




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夜9時半
インド・カルカッタ空港に着いた俺達は、


不安材料を少しでも払拭するため、フルにアンテナを張っていた。


そこに一つの好材料をキャッチする。


同じ飛行機に乗っていたであろう日本人の男を発見したのだ。


が、彼もインドは初めてで、おまけに何一つ情報を持っていないかった。


でも、1人でも多いほうが心強い。


空港に宿があるらしいので、聞いてみたが空部屋はないという。


仕方がないので、一か八か、


安宿街サダルストリートを目指すことにして、空港の外に出た。


うわっ!


外の暗がりに5,60人のタクシー運ちゃんらしき男達が待ち構えていて、


俺達目掛けて一斉に叫びながら近寄ってきた!


半分パニックになりながらも、一番気弱そうな男を選び、付いて行くと、


みんながいちゃもんを付けている。


なぜここまで言われものかと不思議に思った。


が、どこまで歩いてもの車は見えてこないので、


「車、どこにあるの?」と聞くと、


は 「歩いて行く」 と呟いた・・・。


「はぁ!?車持ってんじゃないの?」


「ない」


冗談じゃねぇ!俺達は空港内にひとまず引き返した。


どうしよう? 


結局、俺達3人は超安パイである、空港内で朝まで待つという策に出た。


しかし、この策を持ってしても、一筋縄ではいかないのがインドだった。



つづく・・・











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空港内での長い夜が始まった。


それにしても1月のインド寒い。バンコクから来たからなおさらだ。


例によってカッパを着だす俺。


お腹も空いてくる。一軒だけやっている売店に行き、


ピザのようなものを指差し、一応いくらか聞いてみる。


「80ルピーだ」


「えっ?メニュー表に50ルピーって書いてあるけど?」


「・・・・・・」


空港の売店でもぼったくんのかいっ!



夜も更けてきたころ、


後ろの席に座りだす数人のインド人。


1人がタバコを燻らせている。


いや、たばこじゃない!マリファナを吸っている!


そして男の胸元に目をやった時、俺は唖然とした


その男の胸には、どうどうと空港職員のバッチが付けられていたのだ!


俺達、マジで大丈夫なんだろうか!?



明け方4時、同じ飛行機に乗っていた日本人の男の子が、


しびれを切らし、1人、外の暗がりに消えていった。


正直、無謀だとは思ったが、止めはしなかった。



6時、空が白み始めてきた頃、


俺とエイジは意を決し、外のタクシー運転手と交渉を始めた。


無事に安宿街・サダルストリートに着けるのだろうか?


が、そう簡単にはいかないのがインドだった。


つづく・・・











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空港の外に出て、


数人のタクシー運転手と交渉を始める俺とエイジ


ガイドブックによると、160ルピー(400円)ぐらいの運賃だ。


140ルピーで行くというに決めて、車に乗り込もうとする。


が、は荷物をトランクに入れるよう、しつこく勧めてくる。


ガッチガチに警戒していた俺達は、申し出を断り、


荷物を抱えて後部座席に乗り込んだ。


運転手の他に、なぜかもう1人の男が助手席に座る。


発進すると、運転手の男が聞いてくる。


「カルカッタの次はどこに行くんだ?」


「まだ、決めてないよ。」


しばらくすると、また同じ質問をしてくる。


「だから、まだ決めてないって。」


「いいところがあるけど。行くか?」


「行かない!」


雲行きが怪しくなってきたところで、


外の景色に見覚えのあることに気付く。


車を止めた運転手は、「降りろ」と言った。


空港に戻ってきていた。


はぁ!?



つづく・・・











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