バックパッカーの聖水

乾いた心に聖水を!

カテゴリ:旅に出よう! > タイ


t02200165_0800060010355843100


『一緒にアジアを旅しない?」


友達のPONさんからの以外な言葉だった。


そんな言葉をかけられてから、


数ヵ月後に俺は成田空港にいた。


2004年9月のよく晴れた日だった。


大阪から船で上海に向かい、


そっから陸路でマレーシアまで行き、

  インドネシア → オーストラリア 

なんてのが描いていた旅の大筋だったが、


俺は出発までにお金が集まらず、


途中で合流することになり、


ようやく成田の出発ロビーにいた。


行き先はタイのバンコク


そこで数ヶ月前に出発したPONさんと合流する。


人生初のバックパックの重さによろめきながら、


不安を隠せずにいた。


なにせ、初めてのアジア。


大丈夫なのだろうか?いろいろ。


成田まで車で送ってくれた友達・
北川が


「俺、あんま今、金ないから、せんべつはこれで・・・。」


手には2枚のCD。


ありがとうとは言ったが、内心


[なぜこのタイミングでCDなんだ?!

 しかも1枚には『サンプル』って書いてある!]


北川
、そんな思いを抱いてしまったのは


全て不安のせいだ。許せ。


そして、飛行機の出発は・・・遅れた。


18時のフライト予定が22時に。


バンコクに着いたのは夜中の2時だった。


のっけから不安は的中した。


つづく・・・


t02200165_0800060010356426019


夜中の2時にバンコク・ドンムアン空港に着いたが、


ホテルの予約という

当たり前に便利なことはしていなかった。


どうしよう?


事前に仕入れた情報では、

カンサンロードというところに行けば、


安宿が腐るほどあるとのことだった。


結局、空港内で朝まで待って、

カオサンにシャトルバスで向かうことにした。


それにしても、空港内が以上に
寒い


タイは常夏と聞いていたから、冬服を持ってきていない。


空港の外は
真夏のようにのに


仕方がないので、雨ガッパを取り出して、装着する。


それでもやっぱり寒いので、

デカいバックパックを背負いながら、


真冬の空港内と、真夏の外を行ったり来たり。


それにしても、外にいる

タイ人のタクシー運ちゃんが、全員悪人ヅラに見える。


警戒心がそうさせてしまっているのだろうが。


朝6時まで待って

シャトルバスに乗り込む。100B(300円)


高速道路を走りながら、脇に生えている椰子の木を見て、


東南アジアに来た実感が湧いてくる。


1時間程でカオサンロードに着いた。


朝7時。さて、どうしよう?


つづく・・・


P_20170624_213505

朝7時に着いたカオサンロード


安宿・レストラン・土産物屋・旅行会社

などが軒を連ねている。


その内、オープンしているのは

半分くらいのお店だろうか。


朝早いというのに、そこそこ人がいて、

人種がバラエティーに富んでいる。


特にレストラン
(ほとんど正面に壁や入口がないオープンタイプ)で、


朝からビールを飲んでいるのは白人が目立つ。


昨日の夜から飲み続けているのか、


朝起きての、おはようビールなのかは分からない。


開いているゲストハウス(安宿)に

空き部屋を訪ねて回るが、


なかなか安い空き部屋が見つからない。


とうとう300メートル程あるカオサンの

端っこまで来てしまった。


不安、眠気、重いバックパック、焦り、

などが入り混じった気持ちで、


その一番端のゲストハウスで、

空き部屋と値段を聞いてみる。


シングルルーム、140B(420円)。


はい、ここに泊まります。


東南アジアの安宿は、大抵、

一階部分がレストランになっている。


この宿も例外ではなく、


レストラン部分を通って全4階建ての3階の一室に入る。


狭く、汗臭い部屋にはベッドが一つあるだけ。


黒ずんだシーツに嫌気が差しながらも、


バッグを下ろし、横になったとたん、

緊張が解け、眠りに落ちていく。


・・・何か・・・重要なことを・・・
      忘れている気がする・・・。


つづく・・・。



t02200165_0800060010357484240
      謎の超人PONたもつさん

「パン、パパパーン、パーン!」


2ストのうるさいエンジン音で目が覚めた


タイといえばおなじみトゥクトゥクが、


カオサン通りを吹かしながら走っている。


時計を見ると夕方5時を回っている。


あっ!やばい! PONさんと合流する予定だった!


フライト時間を伝えていたきり、飛行機が遅れたことも、


バンコクに着いたことすら連絡していない!


急いで外に出て、公衆電話を探す。


ほとんどの電話がぶっ壊れていて、うまく掛からない。


やっとPONさんの携帯電話に繋がる。


「何だよ、心配してたよ~!」


とりあえず、カオサンの外れにある

バーガーキングで待ち合わせすることに。  


外が良く見える2階席でコーラを飲みながら待っていると、


タイ人の運転する

バイクタクシーの後部席に乗っかったPONさんが、


現地人オーラ全開で登場。服装はタイ人よりタイ人らしい。


「連絡しないですんませんでしたっ!」


PONさんは数ヶ月前に出発して、


中国→ベトナム→カンボジア→タイと回って来たわけだが、


日本で分かれた時とは明らかに変わっており、

とてもたくましく見えた。


特に、カオサンに無数にいる色々な客引きを、


オラオラと切り分けて進む姿が、ここまでの経験値を物語っていた。


「とりあえず、行きたいところがあるから、着いて来て。」

とPONさん。


すんませんっ、もうちょっと、ゆっくり、ご主人!


つづく・・・

vlcsnap-2018-07-02-17h20m29s692


PONさんに連れて行かれたのは

カオサンにある旅行代理店だった。


「ここに知り合いの知り合いがいるんだよ」


よく分からないが、まあ、いいや。


訪ねると、日本人の男性スタッフ、

リッキーさんという人がいて、


どうやら”知り合いの知り合い”はこの人のようだ。


その後、3人で居酒屋に行くことになり、


タイで10年近く働いている
リッキーさんは、

色々な話を聞かせてくれた。


「ところで、明日はどちらに?」
リッキーさん。


PONさんは何か用事があるらしいので、俺1人で行動することに。


「とりあえず、観光名所の
 ワット・プラケオ(王宮)に行ってみようかと。」


「あの辺には詐欺師がウジャウジャいるから、
            気を付けて下さいね」


リッキーさん。


この日は、三者、いい感じになったところで解散。




翌朝、昨日の忠告を胸に、意気揚々とワットプラケオに向かった。


この辺りかな?と見回していると、

1人のタイ人女性が日本語で話しかけて来た。


「ドコニ イキマスカ? 
 ワット・プラケオ? キョウは ヤスミデス」


出たな詐欺師め。


「ワタシガ ホカノ オテラ アンナイ シマスヨ」


「うん、休みのワットプラケオを見に来たんだ。じゃあね。」


その手に乗るか。無視して歩き出した。


何度か同じような輩が声を掛けてきたが適当にあしらって、


目的地に着くことが出来た。


しかし!この後、まんまとはめられてしまうバカな俺!


つづく・・・。




↑このページのトップヘ