62 出れない

インド


夜9時半インド・カルカッタ空港に着いた俺達は、

不安材料を少しでも払拭するため、フルにアンテナを張っていた。

そこに一つの好材料をキャッチする。

同じ飛行機に乗っていたであろう日本人の男を発見したのだ。

が、彼もインドは初めてで、おまけに何一つ情報を持っていないかった。

でも、1人でも多いほうが心強い。

空港に宿があるらしいので、聞いてみたが空部屋はないという。

仕方がないので、一か八か、

安宿街サダルストリートを目指すことにして、空港の外に出た。

うわっ!

外の暗がりに5,60人のタクシー運ちゃんらしき男達が待ち構えていて、

俺達目掛けて一斉に叫びながら近寄ってきた!

半分パニックになりながらも、一番気弱そうな男を選び、付いて行くと、

みんながいちゃもんを付けている。

なぜここまで言われものかと不思議に思った。

が、どこまで歩いてもの車は見えてこないので、

「車、どこにあるの?」と聞くと、

は 「歩いて行く」 と呟いた・・・。

「はぁ!?車持ってんじゃないの?」

「ない」

冗談じゃねぇ!俺達は空港内にひとまず引き返した。

どうしよう? 

結局、俺達3人は超安パイである、空港内で朝まで待つという策に出た。

しかし、この策を持ってしても、一筋縄ではいかないのがインドだった。

つづく・・・


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