75 疑心

インド


カジュラホは遺跡で有名な街。

5ドルを支払い、その著名な遺跡群を見に行く。

なんともセクシーなレリーフの数々。

生の源を表しているのだろうか。

そんなものを眺めていると、

ここカジュラホは生の地

ガンジス川のバラナシは死の地のように感じる。

夜、近くの店で晩飯を食べていると、

宿のデニスホッパー似のオーナーが現れた。

どうやらこの店も所有しているらしい。

相変わらずの鋭い目つきで一緒に飲もうと酒を勧めてきた。

警戒しながらそれを断ると、

「そんなんじゃ、旅を楽しめないよ」 と加えられた。

確かにそうかも知れない。

俺もエイジも、来る前から「インド旅行事件簿」を読み漁り、

ガッチガチに凝り固まっている。

ただ、ここまでの間ですら、

それで騙されずに済んでいる場面はいくつもあった。

初めから疑ってかかっているのだ。

あまり日本ではしない行為だ。

そろそろ次なる地、

タージマハルで知られているアーグラに向かうことにした。

が、俺達はとうとうやらかしてしまう!

つづく・・・


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