26 落下

マレーシア

キャメロンハイランドのナイトマーケット

完全に出来上がった酒乱モンスターPON

こんな山間の街に、一軒だけあるクラブに行こうと言い出した。

そんな気分には到底なれず、そればかりは断った。

「じゃあ、いいよ。一人で行くから」

だいぶ酔っ払っているので、危ないからと、しつこく止めたが、

俺の制止を振り切って行ってしまった。

夜中を向かえていた。

ベッドの中であれこれ振られた彼女のことを考えていた。 すると、

ドシーン! バターン! ズドーン!

廊下からすさまじい騒音がドンドン近づいて来る!

ドンッ ドンッ!

部屋のドアをたたいている!

「Who is it?」  ・・・。 返事はない。

恐る恐る開けてみる。

バターン!

PONさんが部屋に倒れこんできた!

片手にビール瓶を握っているところを見ると、

ただ酔い潰れているだけのようだ。

うつぶせに倒れこんで、そのまま寝てしまっている。

が、下半身は廊下に出たままだ。

仕方がないので背中をまたぎ、両脇に手を入れて体を持ち上げ、

キャメルクラッチのような体制で部屋の中に引きずり入れる。

が、完全に脱力している人間の体は半端なく重い!

女殺人鬼は死体をどうやって運んでるんだ?

なんて余計なことを考えていたら、手からスルリと両脇が抜けていく

ゴチッ!

おっこどしちゃったよっ!

落下したPONさんは、おでこを床に強打した!

「ガ~ゴ~ ガ~ゴ~」

良かった!目を覚まさなかったドキドキ

つづく・・・

※超危険人物 そんな爽やかぶってもダメッ!

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