32 引っ張ってごめんなさい

マレーシア
アディ友・ボート貸しのサブリ

アディ友・ボート貸しのサブリ

いや、アディもきっと忙しいのだろう。

しばらくして、再び貴重品の催促してみる。

「ちょっと、待ってて」

おっと、こりゃ、いったいどういうことだい!?

どうやら、東南アジアのこんなマイナーな島でやっちまったっぽい。

まだ行きたいとこあんのに。それより、どうやって帰るんだろ。

3回目、強い口調での催促で、アディはようやく貴重品を返してくれた。

これは中身、確実にいかれてるでしょ。確かめてみる。

・・・。

はいっ、ちゃんとある。 ありっ!?

本当に忙しかっただけみたいだ。ごめんよ、疑ったりして。

つーか、盗らねーなら、ハラハラすっからさっさと出せや!

その夜、アディは浜辺に行こうと誘ってくれた。

夜中だというのに、

ビーチにある一軒のカラオケバーみたいな店が賑わっている。

当然、壁なしオープンエア~で、ローカル客が大音量でカラオケしている。

東京世田谷区ではありえない行為だろう。

その店のテラス席(砂浜にテーブルとイスが置いてあるだけ)で、

みんなでお茶していると、海の方から人影が近づいてくる。

「よお!」

昼間ボートに乗せてくれたサブリだ。

「ほらよっ!」  ドサッ!


テーブルに投げ置いたものに目を奪われた!

つづく・・・

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