77 迷子

インド


アーグラに着いた俺達は、まず宿を探すため、

リクシャー運ちゃん達と安宿街までの運賃交渉を始めた。

めちゃくちゃな金額をふっかけてきたヤツを無視して、

半分ラリってる兄ちゃんに連れて行ってもらう。

が、走り出した俺達をわざわざ追いかけてきたふっかけ野郎が、

「バ~カ」 と日本語で言って走り去った。

なんなんだっ!中学生かっ!

ツインベッドで100ルピー(250円)という激安の部屋を借りた。

う~ん。それにしても安すぎるのが気になる。

日が暮れた街に夕食をとるため繰り出した。

一軒の食堂でカレーセットを食べた後、街をブラつくことにした。

「アリババと40人の盗賊」 街並みが、

子供の頃、絵本で読んで描いたそのイメージと近い、

なんて路地を思うがままに進んでいたら、

どこにいるのかサッパリわからなくなってしまった。

道を聞こうにも、もし悪い輩に聞いてしまったら、

どんなことをされるか分らない。

その前に宿の場所も名前も覚えてないから聞き様がない。

何度も同じところを周るうちに、どんどん焦り出す。

旅行者は全く見当たらず、

ギョロっとしたインド人の濃い目が絡み付いてくる。

数時間迷った末、何とか宿に辿り着く。

一息ついていると、宿のマネージャーと称する男が、

ハシシを買わないかと持ちかけてくる。

ははーん。宿代の異様な安さはこれか。

そんなもんはいらんと断るが、この男、

しつこいことで有名なインド人の例に漏れず、

30分おきにノックをしてくる!

マジでしつこいっつーの!

翌日、あれに度肝を抜かれることに!

つづく・・・

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