30 マレー人

マレーシア
レゲエを愛する男、アディ (C)PONたもつ

レゲエを愛する男、アディ (C)PONたもつ

宿の支配人(そんな立派なもんじゃないが)、

ロングドレッドヘアーのアディは、とても気さくなヤツで、


島をバイク2ケツで案内してくれたり、

色んな話を聞かせてくれた。

中でも彼の言葉で印象深いのが、

「Chainese like money, we like nature.」 だ。

確かに、島一番の商業地区、船着場に住んでいるのは

ほとんど華僑(中国系)で、奥地に行くほどマレー人が増える。

また、マレー人の経営する店に行くと、

店員が気さくに話しかけてくる。

俺はそれを最初、商売のための手段と捉えていたが、

何も買わなくても、笑顔でバイバイしてくれるところを見ると、

どうもそうではないらしい。

それに経済的にほぼ同レベルの隣国・タイに比べて、

物乞いが圧倒的に少ない気がする。

その分、店員等がやたら無駄に多くいるのだが、

みんなで支えあって生きているような印象を受ける。

ある日の夕方、アディが仲間の所に連れて行ってくれた。

友人サブリはボート貸しを生業としていて、

仕事が終わったので、みんなで近くの無人島に行こうと誘ってくれた。

誘いに乗って、ボートに乗り込むと、

アディは仕事があるから行かないと言う。

「パスポートと財布を俺が預かるから出して」

そう言うと、アディは俺に手を差し出した。

えっ、どうしよう!

疑うのも悪いが、そんなに簡単に信用していいのだろうか?

つづく・・・

 

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