90 ムンバイ

ジャイプールインド
インドの車窓から

朝7時、目が覚めると、バスはだいぶ栄えた土地を走っていた。

ムンバイの街に入っていると思われる。

何ヶ所かに停車しては、それぞれ人が降りていく。

俺達は列車に乗り換える予定だったので、駅に行きたかったのだが、

待っていれば街の中心に着き、駅も近くにあるだろうと勝手に思っていた。

が、徐々に外の景色が殺風景になっていく。

どうやら、中心地を通り過ぎ、郊外に入ってきているらしかった。

とりあえず、バスを降りたが、どっかの住宅街で、

どう転がっても観光客が来るようなところではなく、

目的地から大きく外れていることは用意に想像できた。

道行く人に訪ねるが、皆それぞれに違うことを言う。

仕方が無いので、オートリクシャーを捕まえて、駅に行ってもらうとした。

運転手はターバンに髭を蓄えたシーク教徒のおじさんで、

駅に行きたい旨を伝えると、

結構遠いからバスで行けとバス停の場所を教えてくれた。

正直者で助かった。これが輩だったら、いくらぼったくられるか分らない。

無事市バスに乗り込むとバックパックがデカいという理由で、

料金を2倍取られたが、無事に駅に着くことができた。

その日の夜行列車のチケットを購入し、ムンバイの街に繰り出した。

有名なインド門や、海岸線、映画などを見て時間を潰し、

夜、列車に乗り込んだ。

翌朝、エローラ遺跡に近い街、アウランガーバードに着くのだが、

これまでのインド旅での疲労を俺は甘く見ていた。

マジで非常事態となる。

つづく・・・

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