9 ミャワディからモーラミャインへ②

ミャワディバックパッカーの聖水

ようやく出発した白タクは、

俺の他に2人の乗客を乗せていた。

ドライバーの知り合いでのようだった。

車はトヨタの商業車、プロボックスだ。

国境方面に逆戻りし始めたと思ったら、

どこぞやの住宅地に入っていく。

かなり貧困街のようだ。

ここはインド人街だと、

1人の乗客客が教えてくれた。

ミャワディのインド人街

すると車は停まり、

もう1人友達が来るから待ってくれと。

笑うしかなかった。

イライラしたら、損するだけだ。

別に急いでいる訳ではないし。

ミャンマーのレッドブルもどき
「友達」を待っている時に買ったレッドブルもどき
 右が200K(\15)左が100K(\7)

20 分位してその「友達」が来た。

いよいよこれで

本当に出発だ。

国境のゴミゴミした街を抜けると

徐々に自然豊かな田舎道に入っていく。

しばらく走り、ガソスタに入る。

ドライバーはここで

運賃を払ってくれと言う。

嫌な予感がする。

だが、本当にガソリン代がなさそうだ。

仕方なしに交渉した金額

14000K(\1000)を支払う。

その後も軽快に飛ばし、いつしか

助手席でウトウト居眠りをしてしまった。

気がつくと車はガタガタと揺れていた。

舗装が終わって

オフロードになっている!

ミャワディの乗り合いタクシー

当然、車はゆっくりゆっくり走る。

しばらく行くと車は停まった。

そこで1人降りたのだが、

なかなか出発しようとしない。

なぜ出発しないか聞くと、

ドライバーはニヤリと笑い、

ちょっと待てのジェスチャーをした。

しまった。

だから先に金を払いたくなかった。

何の待ち時間だったのか

全く分からなかったが、

ドライバーと乗客3人を乗せた車は

しばらくして再び走り始める。

少しホッとした。

こんなところで置いて行かれたら

どうにもできない。

と、車は山間の小屋の前で再び停まる。

ランチだという。

ただ、流石にこの店では

食べれないクオリティだ。

ミャンマーのおかず屋

途中で腹を下したら大変だし、

いつ目的地に着くか分からないし。

もうこの時点で16時を回っていた。

再び車は走り出す。

ミャワディ

するとだんだん

不思議な気分になってきた。

土煙、傾き始めた西日、異国の田舎道、

疲労感、全く知らない面々、

こんなものがない混ぜになって、

なんとも幻想的に感じられる。

ミャワディ

まるで夢の中にいるような

自分でも不思議な気分だ。

ミャワディ

いったい自分はどこにいて、

ミャワディ

いつ目的地について、

モーラミャイン

周りの人が誰で、

モーラミャイン

自分が何者なのか?

どうでもよくなっていた。

ただ、ただ、今、

この体験を出来てることが

うれしくて、楽しくて、ワクワクした。

そんなことを感じているうちに、

車は目的地モロミャインに着いた。

すっかり暗くなっていた。

ドライバーは

適当なホテルの前に下ろしてくれた。

別れを告げ、車は夜の中に消えていった。

つづく。

コメント

  1. PON!!! より:

    ってゆうか我慢じゃないよね!
    書いてあったけど喜びよね!!!
    さすが!
    オレは3倍出してチャータータクシーで行くけどね。
    コレは本当に楽しいと思う。
    不思議なことにちゃんと付くんだよね。
    結構悪い人っていないよね、勘でわかるよね。

  2. ぬし より:

    >>ゲッツ
    大人っていうかオッサンだからねぇ。(笑)

  3. ゲッツ より:

    こわっ!
    こんなん、俺我慢出来るかな!?
    所々で暴れそー!
    兄ぃ、大人だな!!