61 「オオォっ!!?」

インド
※注意:フライト中です。

※注意:フライト中です。

初めてのインド。

なにが起こるか分らないので、

格安チケットながら、夕方に到着する便を選んだ。

そんな俺たちに3時間のフライト遅延の知らせは酷だった。

搭乗時間が近づき、カウンターに並んでいると、

しゃべりかけてくるインド人の男がいた。

そんな俺たちの間に、航空会社の職員は割って入った。

「彼らを信用するな。」

その表情は、嫌悪というより呆れ果てているといった感じだっだ。

搭乗ゲートに着いた時、その「呆れ」の意味が分った。

テロ事件でも起きているのかと思うぐらいのわめき声がするのだ。

見ると、インド人のおばちゃんが、

大荷物をいくつも持って、職員とやりあっている。

恐らく、手荷物の重量オーバーで止められているのだろうが、

おばちゃんは、冗談抜きで、幼児のようにわめき散らしている!

引きつった顔の職員に「いつもこうなの?」と聞いてみたら、

疲れた顔で小さく頷いた。

飛行機に乗っても驚きの連続だった。

搭乗者にドリンクミックスナッツが配られたのだが、

フルに急いで働くスッチーのインド女性を、

乗客のインド男大声で呼び止めた。

男が何を言うのかと見守っていたら、

「このナッツ、もう一個くれ。」

えぇっ!? その要求に度肝を抜かれたが、スッチーの返しにさらに驚く。

完全にキレた、目をひん剥いた顔で、

「オオォっむかっ!!?」 と一言。

はおとなしくなった・・・。

どっちもどっちだが、日本の航空会社だったらありえないだろう。

さらに、シートベルト着用ランプが消えると、

インドのお方々は一斉に立ち上がり、機内をフラつき、

知人の席の前まで行って、立ち話を始めた。

まるで、小学校の休み時間みたいな光景だ。

そんなこんなを目の当たりにして、温室日本人の俺とエイジは不安になる。

夜9:30、飛行機はカルカッタ空港に到着した。

ここから熾烈な戦いが始まる。

つづく・・・

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